☆ 印象主義 ☆

>> 光りと色彩の効果を求めて <<
 風景画を野外で制作するようになった画家たちは,風景には決まった色はなく,
光りの状態によって刻々と変化していくことに気づきました。
彼らは,光りのもたらす色彩効果を風景や人物に見いだし,その印象を表そうと考えたものです。
時間や天候によって変化していく色彩の違いをとらえるために,
同じ対象をいくつも描く <<連作>>に取り組んだ画家もいました。

☆ 新印象主義 ☆

>> 色彩理論の研究 <<
感覚的な表現であった印象主義の技法を発展させ,色彩の原理を科学的に研究し,
点描という技法が考え出されました。これは,絵の具を混ぜ合わせると
色の鮮やかさが低下してしまうため,ひとつひとつの絵の具を天井に配置して色彩分割し,
鑑賞者の視覚上で混色をしようというものでした。