「C&R」てなんだ−2(最近のWEBサイトから)

最近フライフィッシング関連のサイトを閲覧しながら、何となくシックリこないことがあります。
「もっとおおきなサカナをつりたい」、とか
「もっといっぱいサカナをつりたい」、とか
「もっといろんなサカナをつりたい」、とか
当然
「もっといっぱいサカナを食べたい」、とか
「もっとおいしいサカナを食べたい」、とか

いろんな人がいる、ごく自然のことです。

でも、いろんなWEBサイトでは

過去には
狂ったような「C&R」至上主義者が
今や
渓流の渓魚は、「C&R」
海のサカナは、クーラー満タン。
こんなサイトを見かけるようになってきました。

川魚は嫌いだけど、海魚は好きなのかしら。
川魚は臭いから好きくない。
海魚は臭くないから好き。

そんな安っぽい「C&R」至上主義だったのかしら。

ニジマスの放流

とある超有名プロのブログサイトでは

眼の後方に入った赤いラインが鮮やかな
外来生物のミシシッピアカミミガメをはじめオオクチバスやヨコヅナサシガメに

「怖い世の中になりました」

、と嫌悪を催したと思えば
一月もしない間に
眼の後方に入った赤いラインが鮮やかな
外来生物のニジマスの写真を載せ

「快適なフライフィッシングを楽しんだ」

、と好感を持つ。

とあるプロショップのブログサイトでは

地元が一番嫌うニジマスを上鹿川地区に放流し

「ニュージーランドのように50cmUPの虹鱒に育つのはむりだとしても。2年後くらいには40cmクラスの虹鱒が生息している川になるのではないか」

、と期待を膨らませ他人を煽る。

遊漁に絡んで喰ってるからしかたないのかもしれないけれど、

ニジマスって環境省の要注意外来生物リストにリストアップされその摘要欄には「世界の侵略的外来種ワースト100(IUCN)」、と書いてあるんじゃなかったっけ。
子どもの頃にミドリガメ釣りをしたんじゃないの。

とあるフライの道具も扱うアウトドアショップ経営者のブログサイトでは

2007年の大水害復旧工事のための作業道が作られ、取付がよくなったからか、
作業道付近に数台の車を止め、昨年から数度の釣りをし、その写真掲載し
「新緑と相まってホントに気持ちいい」と爽快感を表し
お調子者の同行者もブログサイトにアップし
「相変わらず、気持ちのいい渓」、と礼賛している。

漁協が鹿川に「C&R」を設けると同時に、あくまでもお願い事項だけど「ヅメの滝」から上流は禁漁区にしているんじゃなかったの。ヤット鹿川にも「C&R」できた、と誇らしく思っていたんじゃないの。あのときの看板は、今も撤去されてないよね。

「ブカブカ」vs.「ジャラジャラ」

地元が、キャンプ場利用者が一年間安全、快適に過ごせるよう祈願しているのに
その直会で振る舞われた食事を
食べるだけ食べてお土産までもらってキャンプサイトに引きあげブログサイトでお礼を言うだけの、ブカブカ長靴を履いた連中
食べるだけじゃなく地元と交流し最後の後片付けまでやって宿舎(庵鹿川)へ帰った、ジャラジャラ金具を腰にぶら下げた連中

みんな一日活動して疲れているだろうけど、
みんな一時も早くのんびりしたいだろうけれど、
鹿川キャンプ場を利用してくれて大変ありがたいのだけれど、
ほんとに疲れているのはカロリー消費量からもジャラジャラの連中じゃないの。

私的考察

何が良くて、何が悪いか
何が好きで、何が嫌なのか
判らないけど、
そんなことを、最近WEBサイトを閲覧しながら、ボンヤリまとまりもなく上鹿川で思っています。