2004年09月25日

今年最後で最初のヤマメつり

上鹿川・フライフィッシング

今年最後の休日がやってきました。いつもの仲間を誘い上鹿川へヤマメつりに出かけることにします。

職場の同僚も誘いましたが、それぞれ所用があると断られました。ところが、昨日になってテニス少年と2人で参加すると言ってきました。少年はつりをしたいと言っているそうです。

大変なことになりました、いくら若くて運動神経が良くてもキャスティングの練習もなしにフライフィッシングは無理です。職場の先輩に餌釣りの仕掛けを教わりますが、何がなんだかわかりません。良く理解しないまま甥っ子に釣具店で仕掛けを購入するようお願いします。彼も良く理解しないまま釣具店へ行くことになりました。

上鹿川・フライフィッシング

緑川PAで午前2時に待ち合わせします。少年は後部座席で熟睡しています。車を揺らさぬようゆっくり走行です。暗い内に到着し少年とご挨拶です、お星様もいっぱいです。少年が感激しています。今日は「国見の間」「鉾の間」に宿泊です。

今夜は、少年にヤマメを食させるべきです。明るくなったので、「今夜はヤマメを食うぞ」と、おのおの目的の場所へ勇んで出発です。少年と同僚と私は、上鹿川キャンプ場付近を釣ることにします。

遊歩道を下り橋から流れに入ります。福岡県那珂川町で購入したあまりに立派なのでついつい食べたくなる「食べないでください」と書いてある「イクラ」と、同じく「食べないでください」と書いてある那珂川町で買った延岡生まれの帰省「ミミズ」でつりをします。

少年は、最初の渓流つりです、うまくいくわけありません。でも、釣り人はみんな大人です、放っておくことにします。少年の姿が様になってきます、そうこうしていると竿がしなります。

小さいタカハヤがつれます、「ヤマメを釣って食うぞ」少年に気迫がみなぎります。あたりはあるようですがうまくいきません。そろそろお昼です、以前見つけた大きなヤマメがいる場所へ移動しましたが、渓魚は姿を見せただけでした。

鹿川キャンプ場入り口の橋の上で、友人と甥っ子と同僚が笑顔でお迎えです。甥っ子は、5尾ほどヤマメを釣ったそうです、まるまる太ったヤマメも釣ったそうです。

でも、もっと大きなヤマメがつれるとタカを食いリリースしたそうです。それから釣れなかったそうです。友人は、流れに入って早々に小さなヤマメを1尾つり、もっと大きなヤマメを釣ろうとしたとたん、転倒して竿を折ってしまったそうです。

そう言えば、後輩が帰ってきません。彼は、「さっさとつって、さっさと焼酎を飲むぞ」と言って下流に出かけました。きっと奈須商店でできあがっているはずです。彼を迎えに奈須商店へ下りますが、途中の林道に見慣れた車が止まっていました。きっと大きな渓魚をいっぱいつっているのだと甥っ子が予想します。

上鹿川・フライフィッシング

奈須商店にあいさつをし、キャンプ場に戻ると後輩が帰ってきてます、甥っ子の予想に反しつれなかったそうです。しかたないので、少年に鹿川の自然を見せるため三里河原へドライブすることにします。

少年は、とんでもなくいたんだ悪路と、とんでもない山の中へ連れてこられたので少々不安な表情です、緊張しています。程なく最上流部に到着し、雄大な自然にふれ表情がほぐれていきます。少し怪しくなった雲行きを気にしながら山を下ります。奈須商店で今夜の宴会の買い出しをし、ついでにビールを飲みます。

上鹿川・フライフィッシング

上鹿川キャンプ場へ戻り、宴会と五右衛門風呂の用意をします。友人と競争です当然私の勝利です。

この上なくロゼに上がったローストビーフをワサビ醤油ベースのソースで頂きます、私の完敗です。大人はビールを飲みます、甥っ子と少年は焼酎は飲めません。

少年は大人になるため五右衛門風呂にはいることになります、昔同僚が失敗した経験に基づき厳しい指導をしています。少年の五右衛門風呂初体験はうまくいったようです、とても幸せな笑顔です。そう言えば後輩がいません、国見の間で熟睡しています、街の疲れが出たようです。

運は天にあり。人生欲を出すといけません。