寂然法門百首 95

2025.6.10

 


 


 

霊鷲山


鷲の山すぐれて高き峰なれやかみなき法(のり)の庭と定むる

半紙

【題出典】一般に通行した固有名詞であり、出典を特定せず。

【題意】 霊鷲山

【語釈】鷲の山=霊鷲山のこと。釈迦が『法華経』を説いた場所。

【歌の通釈】
霊鷲山は、優れて高い山であるよ。この上ない法の庭と定めるのだ。

【考】
法華時の歌。『法華経』は究極最高の教えであることを、その説法の場である霊鷲山の峰の高さを賛嘆することによって表現した。

(以上、『寂然法門百首全釈』山本章博著 による。)

 

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