こんにちは。私の彼はヘビースモーカーです。
私自身がタバコアレルギーということもあって、喫煙は控えてほしいしできれば禁煙してほしいとつきあい始めて以来訴えてきました。
そのかいあってか、少し禁煙に興味を示すようになりましたが、十四才のときから吸っていたタバコ、どうしてもすぐには手放せない様子です。
いくらタバコが有害だと言っても、他人のデータではぴんとこないそうで、「医者に行って検査受けたい・・・」と言い出しました。
お医者さんに「現状でこれぐらい悪くなっているから、やめろ」と言われたいそうなのですが、そういった検査をやってくれるところはありますか?
ぜひアドバイスをお願いします。
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<まゆみ先生のアドバイス>
>そのかいあってか、少し禁煙に興味を示すようになりましたが、
よくねばり強く説得されましたね。一番身近な人が禁煙を望むのが効果的です。
>いくらタバコが有害だと言っても、他人のデータではぴんとこないそうで、
>「医者に行って検査受けたい・・・」と言い出しました。
>お医者さんに「現状でこれぐらい悪くなっているから、やめろ」
>と言われたいそうなのですが、
>そういった検査をやってくれるところはありますか?
そういう方は結構多いんですが、やはり将来に対して、充分に想像力を働かせることができるかということがポイントなのです。ご年令を教えていただけませんでしょうか?
お若い方ですと、まだ傷害ははっきりあらわれないこともありますが、体の中では確実に、マイナスの変化が起きているのです。
私の勤務先の三井記念病院総合健診センターで人間ドックをお受けいただければ、私が結果をお話しいたしますので、ご予約をお取りください。
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Q;検査についての回答、ありがとうございました。
彼は23才です。もうすぐ24才になるので、喫煙を始めてからちょうど10年経過しています。人間ドッグ、彼に受けてもらうことになると思います。
確かに、若いので、明確に疾患が検出されることはないかもしれません。そうすると、その結果を伝えて下さる先生の指導が重要になってきますよね。
先生のお返事、とても心強く、嬉しかったです。ありがとうございました。
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Q;以前ご相談したときよりまだ二週間ですが、彼が禁煙に関する資料を読みはじめました。
二週間前は、まだ「禁煙のすすめ」の類に疑いを持っていて、客観的な材料を欲しがっていました。それが人間ドッグを受診したいということに表れていたのだと思います。
それでも煙害についての興味は確かなものだったらしく、その後私が渡した本や資料を読んでいます。(某氏の著作を渡しました)
「この本はたばこを吸う人を哀れんでて、腹が立った」などと言います。
しかし、禁煙する気がもう少しで起きてきそうだと思います。
「禁煙に、今までみたいな悪いイメージを感じなくなったから、今なら禁煙できるかもしれない」と言います。受動喫煙に関してもかなり理解がすすみました。
今日、「まあ、禁煙できるならしたいねえ。」と、はじめて言いました。少し様子を見て、人間ドッグはまた別の機会にして、はじめから禁煙外来に行ってもらおうかと思います。明日は、阿部先生の「禁煙外来」を読んでもらおうと思います。
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<まゆみ先生のアドバイス>
あなたのねばりが彼に通じたのですね。
彼にとっては、あなたの応援が一番効果的かも。
だんだん、自分から止めてみたいと思わせる方向に進むと案外、簡単に禁煙できるかもしれません。しばらく様子をご覧になったらいかがでしょうか?
一度自分でやってみて、離脱症状が強くて挫折してしまったら、そのときに禁煙外来を受診する、という順序でも良いと思います。
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